コミュニケーションアプリとして2011年6月に『LINE』が誕生しました。
LINEは、国内外を問わずユーザー同士で音声、ビデオ通話、チャットなどが無料で利用できるサービスを提供しています。
現在、国内の月間利用者数は9,500万人(2023年3月末時点)に上り、うち約8割のユーザーが1日に1回以上、LINEを利用しています。
スマートフォンの普及に伴い、オンライン情報をもとに商品・サービスの検討や購買をおこなうユーザー行動が現在は一般的になりました。
これを受けて、集客や販促に関する施策をデジタル化する動きは、大企業のみならず中小企業や店舗にも広がっており、今後もこの傾向は加速されると予想されます。
コロナなどビジネスに影響を及ぼす外部環境が絶えず変化する中で、自社の集客や販促にLINEを活用したいと考えている人は増えています。
LINE公式アカウントでビジネス活用しよう!ではこのLINEのビジネス向けのサービスを活用する内容をまとめました。(今回はLINE公式アカウントを始めるまでの流れまでです。)
ぜひ、この内容が企業・店舗の運営に携わる皆様が、それぞれの課題解決につながるヒントを得て、ユーザーとの関係性を強化するきっかけになれば幸いです。
それでは本題に入っていきましょう!
①LINEをビジネスにうまく活用するにはどうすればいいか?
LINE公式アカウントは、中長期にわたりコミュニケーションを通した販促や集客やブランディングに適しています。
各種SNSの中でも、ユーザーの端末にメッセージをダイレクトに配信できる点が特徴的です。
一方、LINE広告は店舗やサービスをより多くの人に認知してもらったり、利用を促進したりする目的に適しています。
初めてLINE公式アカウントを利用する場合は、まずは他の企業や店舗がどのように活用しているのか調べてみましょう。
近隣の店舗や競合店などがすでにLINE公式アカウントを運用していれば、投稿内容や配信頻度などを参考にできます。
参考になるLINE公式アカウントが見つからなくても、LINEが公開している活用事例を見たり、定期的に開催されているセミナーに参加したりすれば、効率的に情報収集できます。
②LINE公式アカウント、LINE広告の利用開始について
LINE公式アカウントの基本的な運用はスマホでもできます。
一部の機能やLINE広告の利用には、パソコンが必要になります。
LINE公式アカウントは、管理アプリとパソコンで利用できるWeb版管理画面「LINE Official Account Manager」で運用できます。
アカウントの設定やメッセージ配信などの基本的な運用、効果分析はスマホの管理アプリでも操作できます。
パソコンが手元にない場合はスマートフォンで代用できますが、Web版管理画面でしか利用できない機能もあります。
以下の一覧を確認して、必要な環境を整えましょう。
[Web版管理画面でのみ利用できるLINE公式アカウントの機能]
・リッチメッセージの作成
・グループ
・リッチビデオメッセージの作成
・カードタイプメッセージの作成
・オーディエンス
・ステップ配信
・リサーチ
・アカウント満足度調査
③LINE公式アカウントとLINE広告を始めるには?
LINE公式アカウントやLINE広告など、LINEの法人向けサービスを利用するには、「LINEビジネスID」という共通認識システムにログインします。
共通のIDなので、サービスごとに異なるIDの作成は不要です。
LINEビジネスIDの作成やログインに必要となるのが、個人のLINEアカウントまたはメールアドレスで作成できるビジネスアカウントです。
LINEビジネスIDのログイン画面は、LINE公式アカウントの管理画面アプリの初回起動時やLINE公式アカウントのWeb版管理画面、LINE広告の管理画面へのアクセス時に表示されます。
次回はLINE公式アカウントでビジネス活用しよう!⑵へ
今回は、LINE公式アカウントを始めるまでの流れまでを解説しました。
LINE公式アカウントでビジネス活用しよう!⑵もまた次回以降解説します。